子供の集中力がなくてお悩みのお母様へ
こんにちは、名古屋・一宮のviaフィギュアスケートクラブです。
ジュニアの指導をしていると、よく言われる言葉です。
「すぐに練習をさぼっちゃう」「嫌なことがあるとすぐにキレちゃう」「集中力がなさすぎる」
これには様々な理由がありますが、保護者さんのお話を聞いていると、どうも食事が大きな原因の一つではないかと考えざるを得ません。
人間の脳の60%は脂から出来ています。
胎児期にさかんに細胞分裂を行い、出生後1年で約80%が完成し、3歳までに脳の神経回路が決定されると言われています。
脳の神経伝達にかかわる神経細胞には「オメガ3」という脂肪酸が必要で、ある一定量がないと情報が伝達されないんです。
つまりどんな油を普段とるかで子供の知能や人格形成が決まってくるってことです。
「オメガ3」不足は、知能や人格形成に大きな悪影響を与えてしまうとも言われています。
これを裏付けるデータが、1995年に発表されたアメリカの研究です。
血液中のオメガ3濃度の高い子どもと低いどもの「栄養と行動」の関係を検査したところ、オメガ3濃度の高い子どもに比べて、低い子供には学習障害が8.2倍もありました。
さらに、オメガ3濃度が低い子どもは、行動面でも注意力が散漫で感情の起伏が激しく、不安・不眠などのトラブルが多いことが明らかになったそうです。
近年の残虐な行為も偏った食生活が原因とも言われています。
上手になるために一生懸命練習させても毎日外食で良質な油が取れずでは、思った効果は出ないかもしれません。
では良質な油とはどんなものか??
オメガ3が豊富に含まれているフラックスオイル(亜麻仁油)などがオススメです。
大型のスーパーに行けば大体売っていますので、今度チェックしてみてください。
ちなみにフラックスオイルは加熱に向かないので、加熱調理する際はオリーブオイルを使ってあげるといいです。
外での油料理(揚げ物)は控え、家での油料理もオリーブオイルを使ってあげて、ドレッシングにはフラックスオイルを使う。
これだけでもカラダへの影響は大きくあります。
そしてそれ以前にトランス脂肪酸を含んだ食品を極力取らないことがとても大事になってきます。
洋菓子やジャンクフードには大体含まれています。
製品には「植物油脂」としか表記していないものもあるため、植物油脂と書いてあるから安心しないように気をつけてくださいね。
もちろん人それぞれの考えがありますので、「うちの子は大丈夫」と思えば今まで通りでいいです。
「集中力のなさを何とかしたい」「すぐにキレるのを何とかしたい」とお悩みのお母様で心当たりのある方は油をフラックスオイルやオリーブオイルに変えてみてください。
一流の練習環境を用意しても、三流の食事では環境も台無しです。
ちなみに他にも摂ってほしくないものはたくさんありますので、この話はシリーズ化したいと思います。